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ビデオカメラの4K動画を画質そのままDVD/Blu-rayにできるのか

少し前に子供の初めての運動会があり、気合いを入れて4Kのビデオカメラで撮ってきました。

せっかくなら遠くに住むじぃじ・ばぁばにも4KでBlu-rayに焼いて送ってあげたいと思い、動画編集していざBlu-rayやDVDに焼こうとしたところ、中々上手くいかず・・・

ネットでも中々情報見つけられず、四苦八苦したので同じような悩みを持っている方は是非参考にしてみてください。

4K画質でプレーヤーに入れたら再生できるよう市販映画のBDのように作りたい!
と考えている方にオススメの記事です

yasu
yasu

かなり調べましたが、分かってみればとっても単純でした

目次

結論:4K動画のBlu-rayは作れない

いきなり残念な情報ですが、結論から言うと4kでBlu-rayを作ることはできません。

Blu-rayでできるのはフルハイビジョン(テレビと同じ画質)までになります。

また、DVDではハイビジョンまでとなり、もう少し画質が下がります。

私が編集した動画は時間が短く4K画質でも4GB程度の容量しかありませんでしたが、Blu-rayは25GB、DVDでも4.7GBの容量のため、なぜ出来ないかが分かりませんでした。

では、『なぜ4Kの動画はBlu-rayに出来ないのか?』、『遠くに住むじぃじ・ばぁばに4Kの動画を見せるにはどうしたらいいのか?』をご説明します。

なぜ4Kの動画はBlu-rayに出来ないのか?

動画編集なんて初めてという方や、結婚式で一度だけやったけど忘れたという方もいらっしゃると思うので、なるべく分かりやすく解説します。

動画編集の経験がある方は知っていることもあると思いますので、その箇所は読み飛ばしてください。

Blu-ray作成までの流れをおさらい

まずは、どのような流れでBlu-rayを作成するかのおさらいです。

  1. 4Kでビデオ撮影
  2. パソコンに取り込む
  3. 編集して4Kのまま動画(.mp4など)を作成
  4. メニュー画面作成やBlu-ray/DVDの形式に動画を変換
  5. Blu-ray/DVDに焼く

Blu-rayには『データ用』と『映像用』の2種類

この後の説明で、ここが一番大事です。

Blu-rayには『データ用』と『映像用』の2種類があります。
※説明のために呼び分けてますが、一般的に使われている用語ではないと思います。

ただこれはBlu-rayのディスクの違いではなく、Blu-rayに動画をどう書き込むかという違いになります。

動画ファイルをパソコンで見ると、○○.mp4といった拡張子になっています。

ここでデータ用とは、Blu-rayディスクを開きパソコンのフォルダのようにデータを格納したものとします。

一方、映像用のBlu-rayは、○○.mp4をプレーヤーで再生できるよう、規格に従った拡張子にしたり、フォルダ構造に格納したり、専用のファイルを格納したものになります。

Blu-rayプレーヤーで再生するためには、この規格に従った映像用Blu-rayにする必要があります。

Blu-rayの規格と画質

『規格』というと小難しい話に思えるかもしれませんが、ここでは規格の中身には触れませんのでご安心ください。(そもそも私も理解していません)

実際、映像用のBlu-rayを作る時には、動画編集ソフトなどを使用してデータから映像用のBlu-rayに変換するので、規格の中身は一切気にしなくても作れます。

ここで大切なのは、規格によって画質が決められているということです。

これにより、Blu-rayの場合は1920×1080、DVDの場合は720×480の画質と決められています。

4Kの画質は3840×2160のため、映像用のBlu-rayすると画質は落とさざるを得ないということになります。

【実験】4Kの画質で無理やりBlu-rayに焼いてみた

multiAVCHDというソフトをつかって、4Kの画質で無理矢理Blu-rayに焼いてみました。

その結果、パソコンだとなんとか読み取ってくれるのですが、我が家にあった2台のBlu-rayプレイヤーではどちらも正常に動作しませんでした。

Sonyは、画面が真っ黒のまま。メニュー画面の音楽のみが流れるも操作できず

Panasonicは、画面が真っ黒のまま。何も映らず無音が続き当然操作出来ず

遠くに住むじぃじ・ばぁばに4Kの動画を見せるにはどうしたらいいのか?

ここまでで、Blu-rayでは4Kの動画を焼けないことがご理解いただけたらと思います。

では、遠くに住むじぃじ・ばぁばに4Kの動画を見せるにはどうしたらいいのか?について、ご紹介します。

フルハイビジョンでBlu-rayを作る

テレビを見ていて画質が悪いと思うことはよほどないのではないでしょうか。

フルハイビジョンでも十分綺麗に見えるので、プレイヤーで手軽に再生できるBlu-rayをプレゼントすれば、じぃじ・ばぁばはきっと喜んでくれます。

YouTubeにアップロードする

YouTubeにアップロードとなると誰でも見れて心配だという方もいると思いますが、設定によって特定の人やリンクを知ってる人にしか見れないように公開情報を設定することもできます。

YouTubeであれば、Blu-rayを渡す、郵送するなどの手間もなく、また親戚など何人にでも見せることが可能です。

注意点としては、公開情報を間違えないことです。特に運動会など多数の人が映るような映像は注意が必要です。

最近は他のお子さんが映った動画をSNSにアップロードして問題になるケースもあるようです。

データとして渡す

パソコンがあればデータでも再生できるので、とりあえずデータとして渡してしまうのも手です。

方法としては、Blu-rayにデータとして焼く(書き込む)、SDカードに書き込む、クラウドストレージ(GoogleDriveやDropBoxなど)を経由して送るという方法があります。

まとめ

Blu-rayで4K動画というのはできないため、Blu-rayに焼くならフルハイビジョンで作ることになります。

4Kで見せたい場合は、YouTubeがおすすめです。ただ、親世代だと操作を面倒に感じる方もいるかと思います。

フルハイビジョンで動画を作るには、FimolaやPowerDirectorというソフトがおすすめです。
Fimolaの場合は同じWondershare社から提供されているDVD Memoryというソフトを使って映像用のBlu-rayを作成します。

動画やBlu-rayの作り方などは、また別の機会に詳しく説明しようと思います。

それでは!

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